つぶら


「わぁ、可愛い」
 日の曜日の庭園に出される商人の小さな店には、色々な商品が置かれている。アンジェリークが
目を付けたのは犬の縫いぐるみだった。
「お客さんはこんなんが好きか? やっぱり女の子やな」
「あら、女の子だけが好きとは限らないでしょ?」
「せやな。俺も嫌いやない」
 そう言いながら、チャーリーは縫いぐるみを手に取る。
「こんなつぶらな瞳見てたら、嘘はつけんよな」
 そうしみじみと呟くチャーリーにアンジェリークはクスクス笑う。だが、こんなにほのぼのと終わるはず
がなく。
「ふぅん、君はそんなに嘘をつくんだ」
「セ、セイランさん?!」
「つぶらな瞳じゃなかったら嘘がつけるんだろう?」
 しれっと言い切るセイランにチャーリーは心の中で、毒づいた。
(あんたにだけは言われたくない……)
と。

チャーリーと々ことを言いながら、ミッフィーのぬいぐるみを見ていた私に投げられた言葉でした。しくしく……。


<聖地お笑い劇場>