似たもの同士

 それは伝説のエトワール、エンジュの何気ない一言がきっかけだった。
「レオナード様って、アリオスさんと似てますよね」
「おい、エンジュ。それは俺様に対して失礼だろうが」
 きっぱりと応えてしまうレオナードは機嫌が悪そうな顔。でも、似てるよねぇと内心で思いつつ、それ以上は口にしてはいけないと思ったエンジュであった。


 そして、数日後。
「こういうことがあったんですよ」
と、何気ない会話の中で、エンジュがレイチェルに言うと、レイチェルは肩をすくめた。
「それ、私も言った。アリオスにね」
「アリオスさんはなんて?」
「『それは俺に対して失礼すぎる』って」
「……」
 エンジュは一瞬沈黙してしまう。
「それって、似たもの同士ってコトですよね?」
「なぜだか、本人たちは認めたがらないんだよねぇ〜」
 そう言って、肩をすくめるレイチェルにかける言葉も見つからないエンジュであった。


守護聖とかが、こういう人たちだからこそ、トロワの世界で未来の宇宙が危なくなった気がするんですが……。

<聖地お笑い劇場>