実りの享受

 豊かさをもたらす緑の守護聖の元にはその感謝を込めた農作物の品が良く贈られる。
「僕の前の守護聖だったカティス様の元にはワインやお酒が多かったんだけど、僕の場合はこう言うのがたくさんだね」
 どれ立てのブドウで作られたブドウジュースや干しぶどうなどの加工品。農作物が盛んな惑星からのものである。この惑星は今、初秋らしく、秋の味覚が次々と送られてくるらしい。
「こう言うところで季節を感じられるのはいいですね〜」
 そう言いながら、アンジェリークはブドウジュースのご相伴に預かる。
「干しぶどうはアンジェにあげるよ。お菓子に使ってくれたら嬉しいな」
「そうですね。パウンドケーキとかよさそう〜」
 うきうきと干しぶどうをアンジェリークは受け取る。
「甘いもんかよ……」
「あら、ゼフェル様。カレーにも干しぶどうって合うんですよ? バターライスに混ぜるんですって。カレーの辛さがより際だつって聞きましたよ?」
「マジか?」
 疑い深そうな目でゼフェルはアンジェリークを見つめる。
「今度作ってみたら?」
「まずかったら、おまえ等食えよ」
「え〜」
 抗議の声を聞かずにゼフェルもしっかりとブドウジュースのご相伴にあずかるのであった。


可愛い話になったかな? 

|| <Pureness Angel>