Two of us
時の流れはとても優しい。そして、残酷。悲しみが薄れていく度に増えてゆく心の穏やかさ。その一方で忘れてしまうかも 知れない
恐怖。
もし…それが私のせいだったのなら、何度でも謝るのに。プライドも何もかも捨てて、あなたを呼ぶのに。いきなり…私は独りに
なったの。まるで捨てられた小猫のよう。
それはいきなりのことで。ショックだけが先に走って。悲しむ時間はなかったの。その 後のことは覚えていない。無我夢中で。何も
かもが分からなくなるくらいに。もしかしたら、何も見えていなかったのかも知れない。 あなたがいなくなってしまったことを…信じたく
なかった私の心が……。
いつもはうるさいはずの親友は私を気遣ってくれる。周りの人は私を励まそうとしてくれる。私はそれを笑顔で返してる。張り付
いた笑顔しかできなかったけれど、やっと…笑えるようになった。
何も変わらない日常に戻ってゆく。今は間だ、日常に振り回されていて。決められることをすることが精一杯で。そうすることで
自分を支えている。
やがて、あなたがいないことが日常になってゆく。わかってる。そうしなければ、何も進まない。あなたはそれを望んでないことも
知っている。
自分で気づかない何気ない仕種。何気ない時間。あなたと過ごした日々を思い出す。手を伸ばせば、すぐに届きそうな……。
思い出が絡みつく。
こんな気持ちを早く忘れたい。消してしまいたい……。でも…でも。本当は誰よりも会いたくて。他の誰でもないたった一人の
あなたに。
あの時に流せなかった涙は刺となって私の心に突き刺さったまま。いつか…この刺が消えるときが来たら…すべて“思い出”に
できるのかな……。
でも…でもね。私、ここにいるから。頑張ることしかできないから。だから、心配しないで。そのうちちゃんと笑えるようになるから。
いつもの私に戻っていくから。いつもあなたが見ていてくれた、私に戻るから。
あなたを失った悲しみはいつか他の何かに置き換えられる。いつか、忘れられる。消えてしまう。でも、きっとなくさないものは
あるから。あなたに会えて良かった…この気持ちはきっと変わらない。あなたを愛したことを誇りに思う。この気持ちは変わらない。
大丈夫…なんて今はとても言えないけれど。そうすることしかできないから。ねぇ、そんな私でいいんでしょう?
それがあなたにとっての“私”だと信じていいよね。
ああ、すみません。ひたすら暗いです。テーマは追憶。そして、辛島美登里さんの同名の曲。塩沢さんの奥さんはもっと辛いとは
思うし、こんなの書いても誰も喜ばないのはわかってる。自己満足です。
|| <Pureness Angel> ||