認識の差

「チョコレートってのは、意外と酒に合うんだぜ?」
「甘いのにですか?」
「ああ」
 さすがは元バーテンダーと言うわけである。ただの酒好きな守護聖なだけではないらしい。
「そういうわけで俺様にはちゃんとチョコレートを渡せよ?」
「お酒じゃなくていいんですか?!」
 心底驚いた顔をするエンジュにレオナードは深く溜め息をつく。
「お前、俺様をどんな目で見てんだよ……」
「だって、レオナード様、お酒好きでしょう?」
 拝受に訪れる予定の惑星で評判だと言う地酒でも買ってこようかと思っていたのだ。
「いくらお前でも酒は作れねえだろうが?」
「何かおっしゃいました?」
 ボソッと呟いた言葉はエンジュには届かず、キョトンと首を傾げている
。どこか小動物に見える仕草に唇の端を微かにあげて笑うと、レオナードはエンジュの頭をわしゃわしゃとなでた。


チョコレートはお酒によってはいいおつまみになると言う話を聞いたことがありましてw

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