残念なこと

「アルフォンシアは可愛かったの」
「ルーティスは可愛くて、賢い子だったんだよ」
 女王アンジェリークと補佐官レイチェルに招かれて、女の子だけのお茶会。ガールズトークをたまには楽しもうと言うのが趣旨らしい。
「でも、アルフォンシアって、派手な人でしたよね」
「……あれがああなるとは思ってなかったわ。まだ、一角獣タイプのペガサス姿もいい加減見慣れていたからね」
 遠い目をするアンジェリーク。
「たとえるなら、タンタンが大きくなって、人型になったものでしょうか?」
「おぬしの頭の中を一度割りたくなる衝動に駆られるのは何故じゃろうなぁ……」
 そう言って、タンタンは遠い目をする。石版の精霊はこの天然娘に救われはしたが、突っ込む姿勢は健在である。
「ああ、でも大きくなってショックだったのはメルもだよねぇ……」
「あ〜。うん」
 レイチェルの言葉にアンジェリークも遠い目になる。
「あの、メルさんに何か……」
 きょとんとするエンジュにレイチェルがポツリと呟く。
「ものすごく可愛かったんだよねぇ……」
「そう、ものすごく可愛かったの……。時間って、残酷よねぇ……」
 2人して、遠い目をする。女王候補時代のメルは小さかったらしいと言うのはわかるが、そんなに言うほど代わったのだろうか。どちらかと言えば、ティムカ変わったほうが大金じゃないかとも考える。
「あの、ティムカ様は?」
 エンジュの問いに2人は顔を見合わせる。
「……13歳にして、あの人格はできすぎだったよねぇ……。何か、つめの垢をせんじてレオナードに飲ませたい気分になってきた、ワタシ」
「ティムカやマルセル様みたいな成長の仕方だったらよかったわねぇ……」
 再び遠い目をする2人にこれ以上聞いてはいけない何かを感じ、エンジュはそれ以上この話題には触れまい…と心に誓った。

誰もがお思ったことかとorz

<聖地お笑い劇場>