女の子のお楽しみ

女の子たちのお楽しみ

 女の子は甘いものでできているといわれるくらいに、甘いものが好きである。
「女の子同士のお茶会もいいと思わない?」
 金の髪の女王の提案というより、ほぼ主催で行われた女の子同士のお茶会は女王自ら作り上げたお菓子がテーブルに所狭しと並んでいる。
「陛下が全部お作りになられたんですか?」
 驚いたようにエンジュがお菓子の山を見つめる。
「そうですわよ。材料まで買いに行こうとなさるのをとめるのは大変だったんですから」
「え〜。だって、アルカディアのカンセールって、珍しい食材も取り扱ってるって聞いてるし。材料は自分で選びたいじゃない」
「そういう問題ではありませんわよ。大体、あんたって子は……」
 女王陛下とその補佐官というより、仲のいい友人同士の会話。普段の女王の姿の時には見られることのない金の髪の女王とその補佐官の会話をエンジュはほわぁ…というような顔で見ている。エンジュにとっては故郷である宇宙を司る女王のこのような姿はかなり意外だったのだろう。
「エンジュってば固まってる」
「って、ワタシたちもそうだったよね」
 女王候補だった頃の自分たちと同じような反応をしているエンジュに栗色の髪の女王と補佐官レイチェルはくすくす笑いあって。
「陛下、このタルト、美味しいです」
「そう? そのシフォンケーキも自信作なの」
「あ、ワタシ、このババロアが好き!」
と、しっかりと味わっていたりもする。慣れてしまえば、何ともないらしい。
「エンジュも食べてね。あと、宇宙の話を聞かせてくれる?」
「あ、はい」
 宇宙を司る至高の存在とのお茶会なんて、恐れ多いと思っていたけれど、本当はなんでもないことなのかもしれないとすら、思える。そして、そう感じさせてくれる彼女たちがとても素敵だと、エンジュは思った。

エトワール設定だと、女の子が五人もいて、楽しいですw

<聖地お笑い劇場>