Crazy Crazy
紅い花が咲く。艶やかな真紅から淡い淡い桜色まで。少女の白い肌にはどれもよく映えていた。
「は、ぁん……」
覚えたばかりの快楽にいまだに少女は戸惑いと恥じらいを隠せない。だが、この体には確実に愛を
刻まれていて、少女はそれを受け取る術を覚え始めている。
「や、ぁ……」
「嫌じゃねえだろ? イイの間違いだろ?」
「……!」
羞恥心をあおる言葉を投げつけるのは、その方がより感じるとわかっているから。求めているのは
自分だけではない、そう確認するために。
「アリオス……」
潤んだ瞳が自分を見上げてくる。こみ上げてくるのは欲望。この瞳に移すのは自分だけでいいという
独占欲。
「まだ、だ……」
足りない。どれだけ、自分自身の色に染め上げても。この天使は清らかなままだ。
「あ、やだぁ……」
「もっと、足を開けよ」
羞恥心に染まる顔。ひとつになる瞬間も、だ。初々しくて、そして、憎らしくもある。こんなに求めている
のに、いつまでも穢れ一つない。汚れているのが自分だけかもしれないという、焦り。
「ん、あぁ――!」
苦しげにあえいでいる。当然だろう。無理矢理に体を開いているようなものだ。自分を愛しているから
拒めない、そんな天使に漬け込んでいるのだ。浅ましいとは思いつつも、止められもしない。多分、最も
愚かな人間は自分なのだ。そう
わかりきっていても、止められはしない。自己嫌悪をしつつも、求めずに入られない。
「アリオス……」
そっと、アンジェリークの手が伸ばされる。苦しげに息をつきながらも、微笑を浮かべて。
「大丈夫、だから……」
「アンジェ……?」
「愛してるから……」
柔らかな微笑。いつだって救われるのだ。決して染まらない天使。清らかなる魂のまま。そして、その魂の
ままで穢れた愚かな自分を包み込む。
緩やかな狂気のふちにいても、その寸前でいつだって救われている。
「ひっ、あぁ……」
だからこそ、求めずにはいられない。ただひとつの魂のために。幾度肌を重ねても、ひとつになっても、
物足りない。
そして、今日も天使を穢す夜が来る……。
夏コミの時のお礼なのですが、ぜんぜん御礼になってません。すみません……。エンペラーのビデオで勉強します、
隊長(笑)