アップルグラッセ


 しゃりしゃりと林檎を剥いて行く。
「器用よね」
「伊達に剣は扱っちゃいねえからな。それにナイフ一本あれば大概は事足りる」
 そう言いながら向いたリンゴをアンジェリークに手渡してやる。
「で、何を作るんだ?」
「アップルグラッセのチョコレートを作るの」
「却下」
 アンジェリークの返事にすかさず、アリオスは先ほど手渡したリンゴを取り戻そうとするが、アンジェリークも必死に死守する。
「美味しいのよ? チョコレートはビターしか使わないし。お茶にも合うんだから」
「俺はんな甘ったるいものは食いたくねえっての」
「もう。それなら焼酎の一升瓶にしちゃうわよ」
「そっちのがまだましだ」
「もう〜」
 向いてもらったリンゴを一口大に切り分けて鍋の中に。
「愛を疑うわよ?」
「愛? だったら、こっちがいいに決まってるだろ?」
 そう言い切ってしまうと、アリオスはアンジェリークに唇を奪ってしまう。
「もう〜」
「こっちの方がよっぽどありがたいな」
 真っ赤になったアンジェリークにアリオスは再び口づけた。




アップルグラッセのチョコ、美味しいですよね……。メリーのが大好きvvv

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