歓送迎会のビンゴであたったのはうさぎの耳のついたヘアバンドだった。
「アリオス先生、それで彼女と楽しむのもありですよ!」
 若い研修医がそういってくれたり、ナースたちが先生試してみませんか?と声をかける。そんな声を無視して、アリオスはうさ耳を持って帰ることになった。
「ただいま、アンジェ」
「♪」
 遅くなるから、早く寝てろといっても、小さな天使は眠いのを我慢して待っていてくれたらしい。ぱたぱたと嬉しそうな顔で飛んでくる。
「〜〜」
「ああ、飲んできたからな」
 お酒の匂いと同僚の吸ったタバコのにおいに小さな天使は顔をしかめる。(小さな天使のためにアリオスはほとんどすわなくなったので、においにより敏感になってしまったらしい)
「……?」
 アリオスが手に持っていた紙袋に興味が移ったのか、じっと見つめてくる。
「ああ、これは……」
 うさ耳のヘアバンドを取り出してみて、ふと小さな天使に似合わないかと思ってしまった。サイズは調整できる。
「つけてみるか?」
「?」
 よくわからないと言う顔をする小さな天使をよそに、アリオスはうさ耳のヘアバンドをつけてやった。
「……やばい、かもな」
 うさ耳をつけてみると、似合いすぎるほど似合いすぎていて、人として何か間違った気分にもなってくる。
「♪」
 小さな天使はと言うと、鏡に映ったうさ耳姿の自分が気に入ったらしく、上機嫌な顔。パタパタとうさ耳姿の小さな天使が当分の間見られることと成ったのはいうまでもない。

実はWeb拍手用に書いたものですorz 人として間違いすぎてるので、やめましたw


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