| アリオスの住むマンションの1Fにはコンビニがある。そのコンビニが閉店してしまった。…そして、別のコンビニが入ることになってしまって。その間、かなりの不自由を強いられることになった。 酒が飲みたくなったときにはすぐに手に入らないし、小さな天使の機嫌を損ねてしまったときに、機嫌をとるためにアイスを買いに行くのにも時間がかかるし、その間、天使を一人でお留守番にする時間もかかってしまう。小さな天使はお留守番に離れていても、アリオスが出て行くときは寂しそうな顔をするのだから。 (早くできやがれ……) 工事中の看板を見るたびに思わずにらみつけてしまうのもアリオス的には仕方のないことだった。 そして、ようやくコンビニが再オープンして。オープンセール中は弁当やパン、おにぎりが安くなる。コンビニ生活をしているアリオスにはまぁ、ありがたいことはありがたいが、不便だった生活のことを思えば、これで報われていたわけではない。 (お、シュークリームも安いな……) アイスが安ければよかったのだが、そうは行かなかった。もちろん、買っては行くが、これは保存が利く。シュークリームは小さな天使も好きなものである。サイズ的には大きいが、満足するだろうと思った。 「ほら、土産だ」 「♪」 シュークリームを渡すと、嬉しそうに受け取ったが、とたんに困った顔になる。 「どうした」 「〜」 よたよたとシュークリームを支えている。そして、恨みがましい視線。 「あ〜。重かったか? 悪い、それはわざとじゃない」 時々、この小さな天使の困った顔が見たくて、天使の大好きなものを抱えきれないくらいに持たせることがあるが、今日はそんな意思はなくて。小さな天子が喜べばいいなと思っただけなのだ。 「いつもはプチシューかヒ○タのやつだもんな……」 小さな天使が食べやすいものを買っていたので、気づかなかったのだ。ジャンボサイズのこれはかなり大きいものである。 「ほら、あーん」 袋から出してやると、すねた顔の小さな天使はカプリとシュークリームにかぶりつく。ジャンボサイズだけあり、カスタードクリームがたっぷりと詰まっていて。小さな天使は嬉しそうに食べ続けた。 「うまいか?」 「♪」 嬉しそうに小さな天使は頷く。自分の手から、シュークリームを食べるその様子は見ていても、楽しい。アリオスも楽しそうにその様子を見ていた。 |
家の前にサンクスができたのが、嬉しくて……。つい……。シュークリームが1個50円だったんで……。でも、コンビニのシュークリームってでかいですよね?
天使にはヒ○タのシュークリームが精一杯持てる重さですw
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