| ぱちゃぱちゃ……。ベランダに広げたビニールプールで小さな天使は水浴びを満喫している。一人暮らしの家には広いベランダであると思っていたが、こうして小さな天使が水遊びをできるくらいに広くてよかったと常々思う。その背にある小さな翼のため、外に出してはやれないけれど、これくらいなら許されるだろう。お日様の下は天使によく似合う。 「しかし、風呂は嫌いなのに水はいいのか?」 「?」 赤ん坊用のビキニ(着せやすいからである)を着て、ぱちゃぱちゃと水遊びしていた天使はアリオスの苦笑に小首をかしげる。羽がぬれるのを嫌がるのか、風呂に入るのにはひどく抵抗するのだ(…本当のことを言うと、風呂がいやなわけではなく、ビニール袋に羽を覆われるのが嫌いということではあるが) 「♪」 そんなアリオスの思案とは別に、小さな天使は水遊びを満喫している。小さなビニールプールでも、この小さな天使には広い世界。その笑顔を見ているだけで満足しているのも事実。クーラーの着いている部屋の中でも、少しでも涼を求めてか、フローリングの床に張り付いているよりも、ずっといい。水遊びで疲れたら、アリオスの腕の中でぐっすりとお休みタイムになるのだから。そんなことを考えて、アリオスは苦笑した。 |
ある意味、不純な動機だw
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