「エンジュといえば赤だよな〜」
 守護聖同士のお茶会の中、不意にユーイがそんなことを言い出した。服装の話から、ユーイの思考の中で何故かそうなったらしい。エトワールから聖天使となったが、エトワールの時の私服も、聖天使の衣装も赤を基調としている。彼の中では当然の言動らしい。
「単純だね。まぁ、彼女の格好がそうさせるのだろうけれど」
 シニカルにセイランは答える。
「でも、一番似合う色を着ているのでしょうし。レディらしく快活でいいと思いますよ」
 うっとりとエンジュに思いをはせるフランシス。その瞳は夢見がちで、この人が元セラピストだと聞いて、患者の間違いではと思ったのはチャーリーの永遠の秘密である。
「赤って言えば、エンジュの瞳も赤いよね〜。うさぎみたいで可愛いよね」
「タンタンと一緒だと特にそう思えますよね」
 ほのぼのとメルとティムカの会話。だが、そこで凍りつく人物が一人。
「うさ……」
 フランシスのうさぎアレルギーは相変わらず健在である。
「単語一つで固まる……。ある意味、すごいですね」
「おいおい。分析がまず先に出るってのは、人としてどうよ?」
 フランシスとは水と油の中ではあるが、エルンストの分析に流石に呆れるレオナードである。

「とにかく、今日も平和だな……。ま、昼寝日和で何よりだが」
 そんな守護聖たちの会話を偶然通りかかり、立ち聞きしたアリオスはそう呟いた。

このどうしようもない守護聖たちが大好きです。平和が一番w