「はるかさんは青が似合いそう」
「そうかな?」
 無邪気なうさぎの言葉にはるかはくすくす笑いながら答える。
「うん。だって、空の色だもん」
 色の意味的なものではなく、空のイメージだからという辺りがうさぎらしいと思う。
「海の色だって、青だと思うけど?」
「みちるさんのこと? うーん。そっかな? でも、マリンブルーとスカイブルーの色は違うでしょう?」
 それにね、と。うさぎははるかの耳元に囁く。
「真昼の顔を出しちゃう月を黙って受け止めてくれるのは空だもの」
「……おだんご」
 くすくす笑ううさぎにしてやられたとはるかは思う。けれど、それもまた愛おしいのも事実で。
「じゃあ、ちゃんと抱きしめなきゃいけないね」
「きゃあ?」
 軽い悲鳴を上げながらも、楽しそうのうさぎは笑う。はるかは自分だけの昼間の月を強く強く抱きしめた。

青と言えば、青空。そして、天空。で、はるかさんなわけです。